ガールズバーってどんなお仕事?働く前に知っておきたい基本情報と仕事内容

ガールズバーで働いてみたいけど、「実際どんな仕事?」「時給は?」「お触りとか大丈夫?」と気になることがたくさん。
この記事では、ガールズバーで働くことに興味がある女の子に向けて、仕事内容から時給相場、働く前に知っておきたいポイントをまるっと解説!
合わせてキャバクラとの違いも紹介します!
ガールズバーの基本情報
ガールズバーとは、女の子を中心に構成されているバーのことをいいます。
ここでは、ガールズバーの基本を紹介します。
接客スタイル|カウンター越しの接客
通常のバーとは違い、大体は1組ごとにキャストが1人付く接客スタイル。
カウンター越しの接客なので、おさわりの心配がありません。
服装に関しては、お店によってさまざま。
私服で働けるお店もあれば、お店の雰囲気やコンセプトに合った衣装を着る場合もあります。
コンセプトガールズバー|非日常を楽しませる空間のお店も
コンセプトガールズバーもあるので、気になるコンセプトがあれば、思いきってチャレンジしてみるのもアリ!
例えばこんなコンセプトのお店があります。
・バニーガール
・ポリス
・OL
・メイド
・水着
など
働いている年齢層|学生やフリーターが中心
ガールズバーで働く女の子は、18歳~20代の学生やフリーターが中心。
学業と両立している人が多い傾向です。
ちなみに、働けるのは「18歳以上(※高校生はNG)」から!
20歳未満でも、お酒を飲まないソフトドリンク対応であれば勤務OKなお店もあります。
※お店の方針によって20歳未満は断られることもあるので、求人情報はしっかりチェックしましょう。
ガールズバーの主なお仕事4つ

ガールズバーの主なお仕事を4つ紹介します。
①バーテンダー|ドリンクの提供
カウンター越しにお酒やドリンクを作ってお出しするのが基本のお仕事。
料理は専門のスタッフが作るところもありますが、ドリンクはキャストが作るお店がほとんどです。
②会話|お客さんに楽しい時間の提供
一般的なバーと違い、会話を楽しみに来店されるお客さんがほとんど。
そのため、会話も大切なお仕事です。
・トークが得意ではないお客さんには、質問をベースに会話を進めてみましょう
・政治や仕事など現実的な話題は避ける
③呼び込み|お店の利益を確保するため
お店にお客さんがあまりいない時に行うお仕事。
外に出てお店に来てもらえるように声をかけるといったものです。
バックがあるお店なら、自分の頑張りがしっかり時給に反映されるのも魅力!
④清掃|カウンターやテーブルは常に清潔に保つ
カウンターやテーブルをサッと拭いたりと、お店全体の「清潔感」を保つのもキャストの大切な役割です。
また、グラスや食器などの洗い物も基本キャストが行います。
どんなお客さんが来るの?コンセプト別の客層比較

一般的にガールズバーを利用する客層は以下の通りです。
年齢:20代~60代
職業:サラリーマンが中心、利用客の中には、学生や経営者と幅広い職業の人が利用しています
ここでは、コンセプト別にお客さんの傾向を紹介します。
高級店|会員制やサービスレベルが高い
スーツ姿のビジネスマンや役職付きの方など、落ち着いた雰囲気のお客さんが中心。
年齢層も30代後半~50代とやや高め。
セクシー系|水着やバニーガール
30代~60代と幅広い年齢層。
下心を持ったお客さんが比較的多く来店されるとか……
コスプレ系|メイド、アニメ
アニメやコスプレが好きなお客さん。
年齢層としては20代~40代まで、大学生などの若い男性が常連になることも。
【時給】気になるお給料

どんなお仕事でも、「どれくらい稼げるのか」はやっぱり気になるところ。
ここでは、ガールズバーの時給や、求人を見るときにチェックしたいポイントを紹介します。
ガールズバーの平均時給は1,500円~1,800円
エリアやお店のランクによって時給は異なり、平均時給は、1,500円~1,800円とされています。
一般的なアルバイトよりやや高めの水準です。
さらに、各種バック制度があるため、頑張り次第でしっかり稼げるのもポイント。
そのため、ガールズバーは効率よく働きたいと思っている女の子が注目するお仕事なのです。
時給以外で稼げるシステムも
ガールズバーには、時給とは別に「バック」を導入しているお店もあります。
これは、頑張りや成果に応じてプラスでお給料がもらえる仕組みのこと。
バックの内容はお店によって異なるので、気になる人は求人情報をチェックしたり、直接お店に問い合わせてみるのがおすすめです。
稼げるシステム①お客さんの注文に応じたバック
お客さんがキャストに「ドリンク」や「ボトル」、「フード」を注文すると、そのうちの一部がバック(報酬)としてお給料にプラスされる仕組みです。
・ドリンクバック
ドリンクをたくさんオーダーしてもらえれば、それだけ稼げるチャンスもUP!
・ボトルバック
ドリンクバックよりもバック率が高めなので、効率よく稼げるチャンスも!
・フードバック
「1品ごとに◯円」「フード料金の◯%」など、お店によってバックの計算方法はさまざま!
稼げるシステム②スカウトバック
呼び込み業務で、お店にお客さんを呼び込むことができたら、その報酬としてお給料にプラスされる仕組み。
お店によって、スカウトバックの金額や計算方法は異なるので、事前に確認しておくと安心ですよ!
求人情報に注意
求人情報の中には、平均時給2,000円と記載しているお店もあります。
しかしこの金額は、バック額が含まれている情報かもしれません。
また、条件によって時給が変動するお店もあることを理解しておきましょう。
ガールズバーでの勤務経験がある人の時給額やバック込みの金額の場合も!
不安なら、問い合わせや面接で給与の内訳を確認しよう!
【初心者】ガルバで働く前の心構え

「時給も良いし、お客さんと楽しく過すお仕事っていいな!」
良い一面がある一方、働き方を間違えると危険なことも。
ここでは、ガルバで働く前に知っておいて欲しいことをお伝えします。
メリット・デメリットを知っておこう
「お客さんとおしゃべりすればOKなんでしょ?」と思ってる人もいるのでは?
メリットもありますが、デメリットがあることも知っておきましょう!
・比較的高時給+バックが期待できる
・ノルマなしのお店が多い
・人見知り克服やトーク力アップにもつながる
・長時間立ちっぱなしで体力勝負
・酔ったお客さんの対応は慣れが必要
トラブルを避けるために注意するべきこと
ガルバで働く事が決まって、いざ初出勤!
お客さんとのコミュニケーションが大事なお仕事だからこそ、気をつけなきゃいけないこともあります。
勘違いさせてしまうと、後々厄介なことに発展することも……
・飲みのペースは自分主導でコントロール
飲むのもお仕事ですが、お仕事ということを忘れずに!
・イヤなことはきちんと「NO!」と伝える勇気も大切
お店のルールに反したお客さんには、はっきりと断るようにしましょう。
また、自分が嫌な事をされたり、聞かれた際も同様です。
実際働くと、1日のスケジュールってどんな感じ?
「本業」「副業」「学業との両立」をしている3人に、ガルバで働く日の1日のスケジュールを聞いてみました!
ガルバが本業のAさん|朝夜が逆転の生活スタイル
「出勤までは、自分時間を充実させてます!」
「お店の開店から閉店まで立ちっぱなしで、脚パンパンです~」
16:00 軽くストレッチや出勤準備
18:00 出勤(仲間と雑談しながら開店準備)
19:30 営業開始、接客スタート!
22:30 休憩タイム(軽食を食べて、後半も乗りる!)
翌4:00 ラストオーダー&締め作業
翌4:30 退勤
翌5:30 お風呂・スキンケアタイム
翌6:30 就寝
ガルバを副業としているBさん|終電前に必ず退勤
「お昼のお仕事に支障がない程度に週3でガルバで働いています。」
「店長さんとも話し合って、終電前に退勤できるようにスケジュール調整してもらいました!」
10:00 会社へ出勤(時差出勤が可能な職場で働いています)
18:30 会社を退勤
19:00 夜ごはん(外食)
20:30 ガールズバーに出勤、接客タイム
23:30 ガールズバー退勤
24:30 帰宅&お風呂タイム
翌1:00 就寝
ガルバと学業を両立するCさん|シフト調整の工夫がカギ
「朝起きるのがキツイので、大学の講義が2限や3限から始まる日の前日にシフト入れたり、無理なく働けるように工夫しています。」
12:30 大学へ、3限から講義に出席
17:30 5限終了、友達と少しおしゃべり&軽食
19:00 ガールズバーに出勤、開店準備など
20:00 営業スタート、笑顔で接客タイム!
翌1:00 退勤(送迎してもらってます)
翌1:30 帰宅&シャワータイム
翌2:30 就寝
翌9:30 起床、朝ごはん&講義の準備
翌10:30 2限目から大学の講義に出席!
採用の際に重要視される3つのポイント
「可愛くないと働けないんじゃぁ……?」
高級店ではルックスが重要視される傾向もあるので、たしかに、顔採用はあります。
しかし、可愛かったりキレイだったりするからといって、必ずしも採用する訳でもないんです!
ここでは、ガルバで重要視される採用ポイントについてお話します。
①トーク力
ガールズバーを利用するお客さんは、女の子との会話を求めてくる人ばかりです。
そのため、お店側はお客さんを楽しませることができる女の子を求めています。
②愛嬌
可愛い顔をしていても、愛嬌がなければ、お客さんも楽しく過ごせないでしょう。
お客さんは、女の子の笑顔も含めた癒やしも求め利用しています。
③清潔感
男性は意外と女性の細かいところまで見ているもの。
髪型や服装、ネイルなどがきちんとしているかも採用する際に重要視しているポイントです。
ガールズバーとキャバクラの違いとは?
「お客さんとの会話を楽しむってことは、キャバクラと同じ?」
「キャバクラと、どう違うの?」
ここではガールズバーとキャバクラの違いについて表にまとめました。
ガールズバー | キャバクラ | |
営業時間 | 「深夜0時以降」も営業可能 | 「深夜0時」以降の営業は原則禁止 |
仕事内容 | ドリンクの提供と楽しいおしゃべり | お客さんとの会話や雰囲気づくり |
接客スタイル | カウンター越しの接客 | お客さんの隣に座っての接客 |
営業方法 | 連絡先交換なし 店前での呼び込みやビラ配り | 連絡先を交換 個人で営業の連絡をする |
ノルマ | ノルマがないお店が多い | ノルマを設定されることが多い ノルマ未達成の場合、時給やシフトが減ることも |
お客さんの中心年齢層 | 20~30代 | 40代以降 |
キャストの中心年齢層 | 10代後半~20代 | 20代前半~40代 |
衣装 | 私服 コンセプトに沿った衣装 | キャバドレス(ヘアメイクも) |
同伴やアフター制度 | なし | あり |
時給 | 平均1,500円~1,800円 | 平均3,000円~5,000円 |
まとめ|ガルバで働くなら、まずは“知ること”からスタート
ガールズバーでのお仕事は、カウンター越しにドリンクを提供したり、お客さんとの会話を楽しんだりするスタイルが基本です。
学生やWワークの方など、さまざまなライフスタイルの人が働いていますが、自分に合った働き方やお店選びが大切になります。
また、時給や仕事内容だけでなく、トラブルを避けるための心構えや、求人情報のチェックポイントも重要です。
はじめてのバイトは不安もあるかもしれませんが、しっかり情報を知っておくことで、自分らしく働ける一歩につながりますよ。