スナックってどんなとこ?|仕事内容や注意点・接客方法やキャバクラとの違いなど徹底解説!

「スナックってどういうお仕事をするの?」
「キャバクラとスナックってどう違うの?」
キャバクラは派手な世界で、スナックは少し落ち着いた雰囲気。
そんなイメージを持っている方は多いと思います。
今回は、スナックの仕事内容や接客方法、実際に働く際の注意点などを詳しく解説します!
スナックってどんなとこ?|基本的な仕事内容

スナックは、ママを中心に数人の女の子が、お客さんたちと一緒にお酒と会話を楽しむ場所です。
常連さんが多く、アットホームな雰囲気の中でお客さんと楽しく会話をしながら、快適な時間を提供するのです。
キャバクラなどとは違い分業になっていないので、お客さんと会話する以外に、お酒を作ったり、片付けをしたりと、一人ひとりがさまざまな仕事をしながら営業しています。
まずこの項では、スナックの基本的な仕事が、どのようなものかを紹介しますね。
お客さんとの会話を楽しむ
スナックの仕事はひとりでいくつもの業務をこなさなければなりませんが、やはりメインとなるのは来店されたお客さんとの会話です。
キャバクラと違い隣りに座っての接待ではなく、カウンター越しやテーブルで対面で接客するのが基本のスタイル。
話題は日常のことから趣味、時事ネタなどさまざま。
楽しくアットホームな雰囲気で場を盛り上げます。
聞き上手になって、お客さんの話をしっかり受け止めながら、自然なリアクションや笑顔で対応することで、お客さんに心地の良い空間を提供します。
ドリンクやおつまみの提供
お客さんのお酒も自分たちで作って提供します。
お客さんが飲んでいるグラスが空いていないかに気を配り、半分以上減っていたらお酒を継ぎ足します。
あらかじめ、お酒の割り方や好みの濃さを聞いておき、素早く出すのも大切なお仕事。
お酒だけではなく、お通しやおつまみも自分たちで出します。
おつまみは、定番の乾きものから、お店によっては手作りでおつまみを作っているスナックもあります。
カラオケのサポート
スナックの定番といえば、やはりカラオケ。
社交飲食店の許可をとっているスナックでは、カラオケを常設しているお店がほとんど。
お客さんからのリクエストがあれば希望の曲を入れ、お客さんが気持ちよく歌えるように、手拍子や合いの手を入れたりして場を盛り上げます。
時には、お客さんからデュエットをお願いされ一緒に歌うこともあります。
スナックにくるお客さんは比較的年齢層が高いので、その年代に合わせた曲を覚えておくと、好印象に繋がりますよ。
営業中のテーブル清掃
お客さんに気持ちよく過ごしてもらうために、カウンターやテーブルの清掃にも目を配りましょう。
灰皿の交換や食べ終わったお皿の回収、テーブルの上が汚れていたら拭き取るなど、細やかな気配りが必要です。
次に出す新しいグラスや灰皿を補充したり、備品を確認するなど、見えないところでの準備も必要です。
営業前後の準備・片付け作業
オープンやラストの時間まで働いている場合は、開店準備や閉店後の片付けも行います。
開店前は、店内やトイレの掃除、おしぼり・グラス・灰皿のセッティング。
閉店後は、店内の清掃やグラス・食器の後片付けなどがあります。
業務はお店によってさまざまですが、今日や明日の営業に備えて準備します。
スナックとキャバクラの違い

スナックとキャバクラの接客方法といえば、スナックはカウンター越しで、キャバクラは隣りに座って会話するイメージがありますよね?
また、スナックには同伴やアフターといった制度がないのも両者の違いです。
この項では、スナックとキャバクラの接客スタイルやバック、年齢層や雰囲気の違いなどを解説しますね。
接客スタイルの違い
スナックとキャバクラの一番の大きな違いは、接客スタイルです。
キャバクラはお客さんの隣りに座って会話します。
一方、スナックはカウンター越しやテーブルを挟んで、お客さんと対面で会話するスタイルです。
これは、お店を営業するにあたり取得している「営業許可」の違いによるものなんです。
キャバクラは「社交飲食店」の許可を取得して営業しており、「お客さんの隣りに座って接待」します。
スナックは基本的に「飲食店営業」に分類されており、「お客さんとカウンターやテーブル越しに対面で接客」となります。
法律上、飲食店営業のスナックでは隣りに座ることが認められていないのです。
ただし、店舗によっては社交飲食店の許可を取得しているスナックもあり、その場合は多少の接客スタイルの違いが見られることもあります。
バックの比較
キャバクラには指名制度や同伴・アフターといったバック制度があり、売上に応じた歩合が支払われるのが特徴です。
一方、スナックには基本的にこうした制度はありません。
同伴やアフターに縛られることがないため、ストレスを感じることもなく、オンとオフの切り替えがしやすく、自分の時間を作りやすい環境なんです。
年齢層や雰囲気の違い
キャバクラは20代の若い女性が多く在籍し、華やかでラグジュアリーな雰囲気を持っています。
ドレスアップして非日常を演出するような空間作りが特徴です。
一方、スナックは30代以上の女性が活躍していることも多く、より落ち着いた接客スタイルが中心。
お客さんの年齢層も幅広く、会話を楽しみに来る常連さんが多いのも特徴です。
アットホームで親しみやすい雰囲気の中、お客さんに快適な空間を提供しています。
スナックで働く際に意識したいポイント

未経験者でも安心して働けるスナックですが、ただ明るく話すだけでなく、細かな気配りや誠実な対応、ちょっとした工夫や意識が必要です。
ここでは、スナックで働く際に意識しておきたいポイントを紹介します。
ポイント①|接客は敬意を持って明るく丁寧に
スナックにくるお客さんは、気軽に話せる雰囲気や癒しを求めて来店されます。
丁寧で礼儀正しい対応は、安心感に繋がる大切なポイントです。
些細な一言や表情にも気を配るようにしましょう。
盛り上げるためだからといって、お客さんに失礼なタメ口はご法度です。
スナックにくるお客さんは、比較的温厚な方が多いですが、それに甘んじずに敬意を持って丁寧に接客しましょう。
ポイント②|常に店内全体に気を配る
スナックは分業ではなく、みんなでひとつになってお店を営業しています。
店内では常に全体を見渡し、お客さんや他のキャストの動きにも気を配ることが必要です。
お客さんのグラスや灰皿だけではなく、話し相手がおらず1人になっているお客さんはいないかなど、常に周りに注意しましょう。
自分が相手をしているお客さんだけでなく、他のキャストが忙しくて手が回っていない時にフォローするなど、さりげなく見る意識を持つと、お店全体の雰囲気がより良くなります。
ポイント③|話しやすい雰囲気で明るく盛り上げる
お客さんの多くは、お酒を飲んで自分の話を色々としたいものです。
自分の話は控えめにして、聞き役に徹しましょう。
相槌や質問をうまく使って、お客さんが話しやすい雰囲気にしてあげましょう。
時にはリアクションを大きく取って、明るく盛り上げれば、お客さんの満足度も上がります。
ポイント④|自分のペースでお酒と付き合う
スナックのお仕事はお酒が付きものです。
お客さんからすすめられる場面も少なくありません。
飲み過ぎて仕事に支障が出たり、お客さんの相手ができず迷惑をかけたり、自分自身の体調が悪くなったりと、飲み過ぎて良いことはありません。
お酒をすすめられても、無理に飲まない勇気も必要です。
自分の体調や限界を知ったうえで、適度にコントロールすることが、長く健康的に働くコツです。
スナックで働くメリット

スナックで働くのは、他の夜職にはない魅力もあります。
スナックの良いところはどんな点でしょうか。
メリット|働きやすいアットホームな環境
スナックはアットホームな雰囲気で、人間関係が穏やかなお店が多いのが特徴です。
スタッフも少人数で、落ち着いた空気の中で働けるため、ナイトワーク初心者にもおすすめです。
メリット|シフトの柔軟性
週1日〜や短時間勤務など、柔軟なシフトが可能なお店が多く、プライベートとの両立もしやすいのがメリット。
自分のライフスタイルに合わせた働き方ができるのも魅力です。
スナックで働くデメリット

スナックで働く際に、気をつけたいポイントも存在します。
メリット・デメリットの両方を理解したうえで、自分に合っているか判断してみましょう。
デメリット|人間関係でストレスを感じる
ママ或いは他のキャストと波長が合わない場合はストレスを感じるかもしれません。
少人数であるが故、それほど広くはないお店の中で、気の合わない人と協力して仕事をするのは、逃げ場がなく苦痛となるかもしれません。
お店にもよりますが、体入できるお店であれば一度体験してみても良いでしょう。
デメリット|お客さんの年齢層が高い
スナックにくるお客さんは少し年齢層が高いのが特徴です。
会話の中で、世代のギャップを感じる場合もあります。
自分からその世代の話題や曲を覚えるようにしてみるなど、お客さんに寄りそった工夫が必要になる場合もあります。
まとめ:スナックはアットホームな憩いの場

スナックは、ママを中心とした少人数のキャストで、お客さんを交えてお酒と会話やカラオケを楽しむ場所です。
キャバクラとは異なる接客スタイルがあり、自分のライフスタイルや性格に合った働き方を選ぶことができます。
アットホームな雰囲気の中でお客さんとの会話を楽しむスナックは、快適な空間を提供する憩いの場なのです。