売上が下がるって本当?閑散期に起るキャバクラの実態&乗り切り術

キャバクラで働く上で気になるのが「閑散期」。
「お店にお客さんが少ない時期って、実際どんな雰囲気なの?」
「仕事はどうなる?」
と不安になる女の子も多いはず。
この記事では、閑散期がいつなのか、なぜ訪れるのかに加え、閑散期を乗り切るためのヒントをわかりやすく解説します。
キャバクラの「閑散期」は2月と8月
一般的に、キャバクラの閑散期は2月と8月と言われています。
飲食業界全体に共通する傾向であり、キャバクラもその影響を受けやすい業種のひとつです。
お客さんが減る理由とは?
閑散期と呼ばれる2月と8月。
それぞれに、お客さんの足が遠のく理由があるんです。
【2月の閑散期】
・年末年始の消費が落ち着くため、個人も企業も出費を抑える傾向
・バレンタインデーを除けばイベントが少なく、来店客が限られる
【8月の閑散期】
・お盆の長期休暇によるため、多くの人が帰省や旅行で忙しく、いつものお客さんが店を訪れる機会が減少
ちなみに…繁忙期はいつなの?
反対に、「繁忙期はいつなの?」という疑問も出てきますよね。
ここでは、お客さんの来店が特に増えるタイミングを紹介します。
【12月~1月の初旬の繁忙期】
・忘年会や新年会などの飲み会シーズンで、団体のお客さんが多く訪れる時期
・冬のボーナスが支給されるタイミングでもあるため、全体的にお財布のひもがゆるくなりやすい傾向
【3月末から4月下旬の繁忙期】
・送別会や歓迎会が増える時期で、2次会や3次会でキャバクラに流れてくるケースも多め
・転勤してきたばかりのお客さんが新しくお店を開拓する時期でもあり、フリー客の来店も期待大
【6月~7月の繁忙期】
・夏のボーナスが支給されるタイミングのため、お財布のひもがゆるくなりやすい傾向
お店の空気がガラッと変わる?閑散期のリアル
お客さんが少なくなる「閑散期」は、店内の雰囲気にも大きく影響します。
ここでは、閑散期によく見られる現象を紹介します。
来客数の減少|空席が目立つ日も
普段なら満卓になる週末も、閑散期には空席が目立つことがあります。
常連さんでさえ来店頻度が落ちやすく、新規のお客さんの足も遠のきがち。
結果として、フロア全体が静かで落ち着いた雰囲気になることも。
売上の低下|ドリンクや指名が減る傾向
当然ながら、来客数が減れば売上にも影響が出ます。
ボトルやドリンクの注文が少なくなり、同伴や指名も落ち着く傾向に。
「思ったより稼げない……」と感じやすい時期です。
シフトを減らされる|お店からの重圧
お店としても赤字を避けるために、閑散期は人員調整にシビアになる傾向……。
売上に貢献する人気の女の子を優先してシフトが組まれ、シフトの割り当てに差が生じることもあります。
出勤日数がもともと少ない子や、まだ指名が少ない新人はシフトを削られるケースも。
新人や、副業でキャバ嬢をしている女の子は稼ぎづらい時期でもあります。
モチベーション低下|待機時間が長く気分が沈む
来店客の減少により、待機時間が増え、気分が落ち込みやすくなることもあります。
女の子のやる気が下がると、店内の空気全体が沈んでしまうことも……。
来店を促進するための動き|イベントや割引で集客を強化
閑散期を乗り切るために、お店側ではさまざまなイベントが増えることもあります。
割引キャンペーンや季節に合わせたイベントなど、来店のハードルを下げる工夫が増える傾向です。
新規のお客さんに足を運んでもらうチャンスとして活用されることもあります。
閑散期を乗り切るための6つの実践ポイント
ここでは、閑散期をうまく乗り切るための実践ポイントを紹介します。
閑散期こそ特に意識をして、売上につなげていきましょう!
①フリー客にたくさんつく
フリー客は、自分のリピーターにも出来る可能性もあるため、積極的に接客することをおすすめします。
しかし、フリー客がいる席に座れるかは、スタッフが決めること。
できるだけ多くのフリー客に優先的につけてもらうためには、下記を日頃から意識しましょう。
・お店のルールを守る
・ノルマをこなす
・遅刻、欠勤はしない
・些細なことでも連絡、相談
②連絡先交換をする
お客さんの足が遠のきやすい時期だからこそ、連絡先を交換してリピーターにつなげることが大切です。
会話の中でさりげなく連絡先を交換して、次回の来店を約束するような流れを作りましょう。
「また会いたい」と思わせるためには、次回の予定を提案するのも効果的です!
③営業連絡をする
閑散期には、お客さんに営業連絡を入れることが重要です。
LINEやメッセージで、「最近どうしてる?」と声をかけるだけでも、相手の興味を引き、再度来店するきっかけになります。
また、閑散期だからこそ、特別なキャンペーンやイベントの情報を伝えるのも効果的です。
「お得なイベントがあるからぜひ来てくださいね!」という一言が、お客さんの来店を後押しするかもしれません。
④SNSで自分をアピール
閑散期こそ、SNSをうまく使って自分をアピールするチャンス!
InstagramやXなどで、自分の存在を忘れさせないように発信を続けることが大切です。
たとえば、「今日はこんなヘアメにしたよ」「○○のイベントが楽しみ♪」みたいな投稿でもOK。
日常や仕事の一コマをアップするだけで、「久しぶりに会いたいな~」と思ってもらえるきっかけになります。
投稿を見て来店してくれることもあるので、コツコツ続けてみて損はなし!
⑤アフターに誘うのもアリ
大前提として、アフターは無給……
しかし、次の来店につなげるために、アフターを誘ってみるのも有効な戦略です!
アフターは、お店とは違ったリラックスした雰囲気の中で会話を深めるチャンス。
アフターでのお礼や次回の約束を交わすことで、再度お店に足を運んでもらうきっかけにもなります。
ただし、誰かれ構わずアフターに誘うのは良い印象を与えません。
お客さんの気持ちをよく見極めチャレンジするのもいいですね!
⑥スタッフとの情報共有・連携
スタッフとの連携も、閑散期を乗り切る上で大切なポイントです。
「最近どんなお客さんが多いか」や「イベントの告知タイミング」など、スタッフだからこそ持っている情報も意外と多いもの。
ちょっとした会話の中でヒントがもらえたり、営業の動き方についてアドバイスをくれることもあります。
閑散期でも盛り上げる♪イベントを活用した戦術
一般的に閑散期と言われる2月や8月は、お店側もイベントを多めに仕掛けてくるタイミング。
ここでは、2月、8月によく行われるイベントを活用して、お客さんの来店につなげるためのコツを紹介します。
2月|バレンタインイベントでお客さんのハートを撃つ
お店によってルールは異なりますが、バレンタインの時期にチョコを配るイベントを実施するところもあります。
義理チョコとわかっていても、お気に入りの女の子からもらうチョコはうれしいはず。
「バレンタインに渡したいものがあるんだ〜」と連絡を入れることで、しばらく来店のなかったお客さんがふらっと顔を出してくれることも!
常連さんはもちろん、新規のお客さんが来る可能性もあるので、ちょっとしたサービスや気遣いが喜ばれ、結果的に集客にもつながりやすくなります。
8月|夏祭りイベントは「浴衣姿」で勝負!
夏と言えばお祭り!そして浴衣!
8月には「夏祭りイベント」として、女の子が浴衣で接客するお店もあります。
普段のドレスやワンピースとは違う、和装ならではの特別感があり、集客に期待があるイベント。
「夏祭りっぽくて楽しいかも!」といったメッセージを送れば、来店のきっかけにもなります。
まとめ|暇な時期もチャンスに変えよう
キャバクラの閑散期は、お客さんの来店数が減ることで不安を感じやすい時期かもしれません。
そんな時期こそ、自分の接客スタイルや営業の工夫を見直すチャンスでもあります。
フリー客との接客、営業連絡、SNSでの発信など、地道な努力が後の繁忙期での成果につながることも。
イベントやスタッフとの連携を活かしながら、自分なりのペースで乗り切っちゃいましょう!