意味がわかればもっと働きやすい!キャバクラ用語ガイド

意味がわかればもっと働きやすい!キャバクラ用語ガイド
2025年11月12日

キャバクラで働き始めると、日常ではあまり聞かない独特な「業界用語」が飛び交います。
最初は何を言っているのか分からず不安になるかもしれません。

この記事では、キャバクラでよく使われる基本用語とその意味を紹介します。
よく使われる言葉をあらかじめ知っておけば、仕事にも自信を持って臨めますよね!
働く前にサクッとチェック!

 

キャバクラ用語ってどんなもの?

……?業界用語って聞いたことありますよね?
業界用語とは、同じ仕事をしている人たちのあいだで使われる、ちょっと特殊な表現のこと。
もちろん、キャバクラの世界にもたくさんの業界用語が存在します!
それが「キャバクラ用語」!

最初は「なにそれ……?」と思う言葉もあるかもしれませんが、実は仕事をする上でとっても便利。
ここでは、キャバクラ用語がなぜ使われるのか、そして知っておくことでどんなメリットがあるのかを紹介します。

 

なんで業界用語を使うの?

キャバクラでのお仕事は、お客さんとの接客だけでなく、キャストやスタッフとのチームワークもとっても大切。
とくに営業時間中はバタバタすることが多く、長い説明をしている時間がないこともよくあります。

そんな時に役立つのがキャバクラ用語。
短い言葉で要点を伝えられるので、スタッフ同士のやり取りがスピーディーでスムーズになります。

さらに、業界外の人やお客さんに直接知られたくない話をするときにも、キャバクラ用語は便利です。
たとえば、トラブル客の対応やキャストの交代についてなど、ちょっとデリケートな話題もオブラートに包んで伝えられるので、場の空気を乱さずに対応できます。

 

用語を知っておくメリットとは?

「お仕事についていけるか不安……」というキャバクラ初心者さんも多いかもしれません。
でも大丈夫!キャバクラ用語を知っておくことで、仕事に対する不安を減らせるポイントがいくつもあるんです。

会話についていける
スタッフや先輩キャストの会話が「?」で止まらなくなるので、業務の流れがつかみやすくなります。
聞き返す手間が減るぶん、余裕を持って動けるように。

接客にも役立つ
たとえばお客さんが「場内でつけちゃおうかな」なんて言ったときに、その意味をすぐに理解できるとスマートな対応ができます。
お客さんに「この子、わかってるな」と思ってもらえると、信頼感にもつながりますよ♪

 

よく使われるキャバクラ用語一覧

キャバクラでは、お店独自の言い回しや略語、隠語のような用語がたくさん飛び交います。
ここでは、キャストとして働くうえで知っておきたい定番ワードをカテゴリ別にまとめて紹介します。

 

接客中に使われる用語

キャバクラでは、接客中の会話や動作のなかで、スタッフやキャスト同士がスムーズにやり取りできるように、いろんなキャバクラ用語が使われています。
とくにドリンクまわりやグラスの種類などは、お店に入ってすぐに覚えることが多い部分。
初めて聞く言葉ばかりかもしれませんが、実際に使って覚えていきましょう!

 

🍾ボトル用語

🔻ハウスボトル
セット料金に含まれているボトルのお酒
主に焼酎・ウイスキー・ブランデーなどが使われます。

🔻キープボトル
お客さんが別料金で注文するボトル
価格帯は5,000円前後から、高級なもので100万円以上することもあります。

 

🍷お酒づくり用語

🔻ゲストグラス
お客さんが使うグラス

🔻キャスタン(レディグラス・レディタン)
女の子がドリンクを飲むときに使う、小さめのグラス

🔻ビアタン
ビアタンブラーの略
ビールを入れる細身のグラスで、ジョッキより小さいのが特徴。

🔻アイミネ(アイス・ミネ)
アイス=氷
ミネ=ミネラルウォーター

 

🌀おしぼり用語

🔻おしぼり=温かいおしぼり
🔻つめしぼ=冷たいおしぼり
🔻かわしぼ=乾いたおしぼり

 

お店全体で使われる用語

スタッフとのやりとりなど、お店全体の流れの中でもさまざまな用語が使われます。
最初は「なにそれ?」と思うような言葉もあるかもしれません。
しかし、意味を知っておけば仕事の流れがわかりやすくなったり、スタッフとのやりとりがスムーズになったりしますよ。

 

💫営業方法用語

🔻同伴
出勤前にお客さんと一緒に食事や買い物をしてからお店に向かうこと

🔻アフター
お仕事が終わったあとに、お客さんとご飯やバーなどに行くこと

🔻店外(店外デート)
お店を通さずに、完全プライベートでお客さんと会うこと

 

💓指名用語

🔻本指名(ほんし・A指名)
リピーターのお客さんが特定のキャストを目当てに来店し、そのキャストを指名すること

🔻場内指名(B指名)
フリーのお客さん(本指名のないお客さん)や初来店のお客さんが来店後に気に入ったキャストを見つけて指名をすること

🔻ヘルプ
本指名のキャストが離席中などに代わりに接客に入ること

 

✅システム用

🔻飲み直し
フリーで来たお客さんが、後から「やっぱりこの子に指名つけたい」と本指名に切り替えて再度飲み始めること

🔻チェンジ(ローテーション)
最初に座ったキャストがお客さんの好みに合わなかった場合、別のキャストに交代すること

🔻アップ
お客さんが帰ること
帰るようにうながすこともアップと言われます。

🔻オーラス
お客さんがオープンからラストまで、最初から最後までずっと飲み続けること

🔻プラス付け
1人のお客さんに対して複数のキャストが同時に接客すること

 

🎭お店の状況用語

🔻マイナス営業
その日の来店客数に対してキャストの人数が足りていない状態

🔻店カラ(ノーゲス)
店内にお客さんが1人もいない、ガラガラの状態

🔻ウェイト
満席などの理由で、入店前のお客さんを待たせている状態

 

👤スタッフ役割用語

🔻エスコート
お客さんを席までご案内したり、荷物を預かったりする役割

🔻つけまわし
女の子をどの席に着けるか、タイミングを見て席を移動させるなど、キャスト全体の流れを管理するポジション

🔻バーテン
ドリンクを作るスタッフ
バーカウンターでビールやカクテル、ワインなどを作ってくれる人のこと

 

お客さんを表す用語

キャバクラでは、お客さんのタイプや行動に応じて、特有の呼び方や略語が使われることがあります。
どんな言葉があるのかを知っておくだけで、自分の対応を振り返るヒントになったりすることもありますよ。

 

🔻太客
たくさんお金を使ってくれるお客さん

🔻細客
あまりお金を使わないお客さん

🔻痛客
言動や行動が周囲にとって迷惑・恥ずかしいお客さん
例)
・無理にお酒を飲ませようとする
・「俺のこと好きでしょ?」などの勘違い発言
・大声を出して場の空気を悪くする など

🔻(みき)
キャストを指名していて、友人や知人を連れてお店に来るお客さん

🔻(えだ)
幹に連れられて来店する、指名のないフリーのお客さん

 

接客スタイル用語

キャバクラでよく使われる代表的な接客スタイルの用語も紹介します。

 

🔻友営(ともえい)
お客さんに対して、友達のようにフランクで親しみやすい接客をするスタイル

🔻色恋(いろこい)
お客さんに「自分のこと好きかも?」と思わせて、お金を使わせる営業スタイル

 

ブラック系ワード

ルール違反やトラブルにつながる行為についての用語も知っておきましょう。
ブラック系ワードが聞こえるとピリッとお店の空気が変わることも……。

 

🔻爆弾
お店で禁止されているNG行為のこと
※最も禁じられている行為は、他のキャストのお客さんを奪い自分に指名変えをさせること

🔻風紀
キャストと男性スタッフが恋愛関係になること

🔻枕営業
お客さんと体の関係を持って、指名をもらう方法

🔻裏引き
お店を通さずにお客さんと外で会い、直接お金やプレゼントを受け取ること

 

その他

まだまだ、キャバクラでは独特な言い回しやちょっと不思議な用語がいろいろあります!

 

🔻お茶・お茶を引く
出勤したけど、指名が一件も入らなかった状態

🔻キャサリン
ソファーのひじ掛け部分

🔻空名刺
お店の名前や住所だけが書かれた名刺

🔻店服(てんふく)
お店が用意してくれているドレスや衣装

🔻源氏名
お店で働くときに使う名前(芸名)

🔻
お店の広さ(スペース)を表す用語
小箱=席数が20席以下
中箱=席数が40席~60席くらい
大箱=席数が60席以上

 

先輩やスタッフに聞くのも大切な姿勢

もし聞いたことのない言葉が出てきたら、「それってどういう意味ですか?」と素直に聞いてOK。
むしろ知ったかぶりをしないことの方が、信頼されることもあります。

お店によって微妙に意味合いや使い方が異なる場合もあります。
わからないときは素直に確認してみると、トラブルを防げます。

 

まとめ|実際に使いながら覚えるのがいちばんの近道

キャバクラ用語は、最初はちょっと難しく感じるかもしれませんが、働いていくうちに自然と身についていくものです。
接客中やスタッフとのやりとりの中で、実際に聞いたり使ったりしながら少しずつ覚えていけばOK!

「これどういう意味?」と素直に聞くことも全然アリだし、用語を覚えることはお店に早く馴染むための近道でもあります。

焦らず、自分のペースでひとつずつ覚えていけば大丈夫♡
気づけば、あなたも立派な“業界用語マスター”になってるはずです♪