高級クラブで働くって実際どう?仕事内容の紹介と適性チェック

この記事では、クラブならではの雰囲気や接客スタイル、仕事内容、向いている人の特徴を紹介!
クラブで働くことに興味があるけれど、どんなお仕事なのか、具体的にはどういった点が求められるのか分からない……
そんなあなたのために、クラブ業界の雰囲気や仕事内容、そして適性チェックをお届けします!
クラブとはどんなお店?働く前に知っておきたいこと
クラブで働く女の子のことを「ホステス」と呼びます。
ナイトワークで数年働いた女の子が、24〜25歳頃を目安に次のステージとして選ぶことが多いとも言われる世界……
ここでは、クラブの基本知識を紹介します。
雰囲気|質の高い接客とママの存在が大きい
アットホームでありながらも品のある落ち着いた空間が特徴で、上質なお酒を楽しむために訪れるお客さんが多いです。
そのため、クラブでは質の高い接客や落ち着いた対応が求められます。
これは、クラブが接待の場として利用されることが多いという背景もあるからです。
さらに、クラブでは「ママ」が接客方針やお店の雰囲気を決める存在として中心にいます。
ホステスは、そのママの方針に沿って動くのが基本となり、チームでお店をつくり上げる意識も大切になります。
客層|40代以上の富裕層が中心
来店するのは、40代以上の経済的に余裕のある富裕層の方々が中心。
クラブの料金相場は最低でも5万円以上と高めなため、自然と社長クラスやハイクラス層が集まる傾向です。
中には、その場で突然商談や経営の話が始まり、小一時間ほど会話が続くこともあるんだとか……
接客スタイル|チームで接客と永久指名
指名されたホステスとサポート役のヘルプが一緒に席に入り、チームワークを大切にした接客をすることが多いです。
また、ほとんどのお店では「永久指名」という制度が取り入れられています。
これは、お客さんが一度指名したホステスが、今後も継続して接客を担当するというもの。
基本的に、一度指名したホステスを途中で変えることはできません。
服装やヘアメイク|落ち着いた装いで高級感を演出
毎回同じ服装や派手すぎる格好、露出の多すぎるドレスなどは好まれにくい傾向があります。
お店の雰囲気にもよりますが、落ち着いた色味のロングドレスやワンピースを選ぶホステスが多いです。
お店によってはロング丈のドレスが指定されている場合も。
ヘアスタイルは、キャバクラのような“盛り髪”ではなく、すっきりとまとめた清潔感のあるスタイルが基本。
店内の照明が暗めのお店なら、やや濃いめのメイクで華やかさを演出すると良いでしょう。
クラブのお仕事って?ホステスの基本お仕事まとめ
クラブでのお仕事は、細やかな気配りとチームワークを大切にした接客が求められます。
お店の落ち着いた雰囲気の中で、お客さんに心地よい時間を提供することがメインのお仕事。
ここでは、ホステスの主な仕事内容について紹介します。
言葉遣いや立ち居振る舞いが命!お客さんとの会話・接客
接客では、言葉遣いや立ち居振る舞いがとても大切。
上品で落ち着いた雰囲気を求められるため、フランクすぎる言葉や雑な所作はNG。
とはいえ、かしこまりすぎずに、相手がリラックスできるような距離感を意識するのがポイントです。
お客さんの話にしっかり耳を傾けつつ、自然な会話のキャッチボールが求められます。
スマートに魅せる!お酒を作る・提供
お客さんのドリンクを作ったり、グラスが空いたタイミングで次の一杯をおすすめしたりすることもあります。
ウイスキーや焼酎などの水割り、ロック、ソーダ割りなど、基本的な作り方は押さえておきましょう。
タイミングよくスマートに提供できると、お客さんからの印象も良くなります。
意外と見られてる!灰皿交換
喫煙するお客さんも少なくありません。
灰皿に吸い殻が2〜3本たまったら、サッと新しいものに交換するのが基本のマナーです。
タイミングが早すぎても遅すぎても不自然に感じられるので、お客さんの様子をさりげなく観察しながら動くことが求められます。
チームプレーに徹する!ヘルプでのサポート業務
ヘルプとして席につく場合は、メインの担当ホステスを立てることが大前提。
前に出すぎず、会話の流れを壊さないように注意が必要です。
チームプレーに徹しながらも、場の雰囲気を和ませたり、話題の広がりをサポートしたりと、バランスの取れた立ち回りが求められます。
自然な気遣いができると、ヘルプとしても高く評価されることがあります。
お店が終わってもお仕事は続く!営業時間外のホステス業務
クラブでのお仕事は、「営業時間内」だけじゃ完結しません。
お客さんとの関係作りや、自分の指名を増やすための努力は、見えないところでも続いています。
ここでは、営業時間外に行う主なお仕事について紹介します。
出勤前や退勤後にお客さんと過ごす!同伴・アフター
同伴、アフターは、お客さんとゆっくり話せる時間でもあり、信頼関係を深めるチャンスにもなります。
どちらも無理なく、行うことが大切です。
同伴:営業前にお客さんと一緒に食事をしたり、ショッピングしてからお店に出勤すること
アフター:営業後に軽く飲みに行ったりご飯に付き合ったりすること
達成できない場合は罰金やペナルティが課されることもあります。
・ママのお客さんのアフターをお願いされることも
ママの顔を立てるのもホステスのお仕事のひとつです。
次の来店を促す!お客さんへの営業、お礼メール
「また来てほしい!」そんな気持ちを伝えるのが営業の連絡。
出勤前やスキマ時間に、軽くメッセージを送るのも大切なお仕事のひとつです。
お店に来てくれたお客さんには、感謝の気持ちを込めてお礼のメッセージを送ることで、次回の来店につながることもあります。
営業メールだけでなく、ちょっとした雑談メールでも、送りすぎると逆効果になることも。
・お客さんからもらったメールはなるべく早く返信
「今日同伴したい」「お店の席が空いているか」等といった予定の確認に関しては、時間が空いてしまうとせっかくのチャンスを失う可能性も。
・名刺を頂いた場合は「名刺に書かれている連絡先に連絡してもいいか」を確認する
プライベートやお仕事の関係で、名刺の連絡先には連絡できない方もいます。
追加で「連絡したらまずい時間」を伺っておくと◎
・土日祝日の連絡は避ける
クラブに飲みに来られているお客さんの中には、ご家庭のある方も。
家族と過ごしている可能性の高い土日祝日の連絡は避けた方が良いでしょう。
ホステスのスケジュールってどんな感じ?お仕事ルーティンを紹介
クラブで働くとなると、どんなスケジュールになるのか気になる人も多いはず。
ここでは、出勤準備から営業終了後まで、クラブで働く女の子のスケジュール例を紹介します。
出勤準備〜出勤|身だしなみセット
夕方頃から、ヘアメイクやドレスの準備。
ヘアセットが終わったら、ドレスやヒールを準備して、いざ出勤!
お店に着いたら、更衣室で最終チェック。
メイク直しや身だしなみを整えたら、待機スペースで呼ばれるのを待ちます。
営業中|1人ひとりに寄り添う接客タイム
お店が開店すると、指名のお客さんやヘルプとして各テーブルへ。
1人ひとりのお客さんに合わせた対応ができると、自然と次につながるチャンスも増えてきます。
終業〜退勤|本日の振り返り
営業終了の時間になると、店内の片付けや終礼を行います。
その後、更衣室で着替えて退勤!
場合によってはアフターに同行することも。
※帰宅後は、お礼メールを送る女の子も多いです。
クラブ勤務に向いてるかな?適性チェックしてみよう
「クラブで働いてみたいけど、自分に向いているか不安……」
そんなことを感じている人も多いかもしれません。
ここでは、クラブ勤務に向いている人の特徴をいくつか紹介します。
幅広い話題に対応可能!多彩な知識と教養を持っている
クラブに来店されるお客さんは、社会的地位の高い方が多い傾向にあります。
そのため、VIP層の接待に使われることも多く、会話の中で求められるのは、話題の広さやさりげない教養。
ニュースや時事ネタ、グルメや芸術など、ちょっとした引き出しがあると、お客さんとの会話も盛り上がりやすくなります。
自然と話しやすい空気を作れる!聞き上手
「話すのが得意じゃないとダメ?」と思うかもしれませんが、聞き上手な人の方が好まれる場面も多いんです。
お客さんの話にしっかり耳を傾けて、相づちやリアクションを大切にすることで「この子と話すと楽しいな」と感じてもらいやすくなります。
小さな変化にも気づける!気配り上手
テーブルマナーや場の空気に気を配れる人は、クラブでも重宝される存在です。
灰皿の交換やドリンクのタイミングなど、小さな気遣いが「また来たい」と思ってもらえるポイントになります。
細かいところに気が付く力は、大きな武器!
ホステス同士の関係が成功へのカギ
クラブでは、ホステス同士の人間関係が業務に大きく影響します。
一人で行動をするのではなく、チームの一員として働く意識が大事。
また、先輩ホステスとの良好な関係を保つことも大切なんです。
ヘルプとして同席させてもらった場合でも、きちんとお礼を伝えることは大事なマナー。
こうした丁寧な対応が、クラブで長く働くための“信頼貯金”につながっていきます!
まとめ|クラブ勤務に興味があるなら、まずは仕事内容の理解から

クラブでのお仕事は、落ち着いた雰囲気の中での上質な接客や、チームプレー、そしてお客さんとの信頼関係づくりが大切なお仕事。
営業中だけではなく、同伴・アフターや営業連絡など、見えないところでも努力が求められます。
向いているのは、聞き上手で気配りができる人、教養や話題が豊富な人など。
クラブは他のナイトワークとはまた違った魅力とやりがいのある職場。
この記事を通して「自分に合ってるかも」と思えたなら、一歩踏み出すのもアリですよ!