キャバクラで働くなら知っておきたい!基本ルールとテーブルマナー

キャバクラで働くなら知っておきたい!基本ルールとテーブルマナー
2025年11月05日

これからキャバクラで働こうと考えている方、あるいは働き始めたばかりの方にとって、「キャバクラのルールやマナー」は不安のタネになりがちですよね。
お客さんとの距離感や会話のコツ、席でのふるまいなど、知っておくべきルールやテーブルマナーは意外と多く、知らずに働いてしまうとお客さんに不快感を与えたり、お店に迷惑をかけたりすることも。

本記事では、未経験からでも安心して働けるよう、現場で役立つ基本ルールやマナー、働く上での注意点を丁寧に解説します。
これを読めば、自信を持って接客に臨めるようになりますよ♪

 

キャバクラで働く前に知っておくべきルールの基本

キャバクラで働く前に知っておくべきルールの基本

キャバクラで働く前に知っておいてほしいのが、「お店ごとにルールが違う」ってこと。
同じキャバクラでも、キャストの席での喫煙可否や、ヘルプや同伴、アフターのスタイルが全然違ったりします。
最初はちょっと面倒に感じるかもしれないですが、実はそういうルールって自分を守るためにも大事なんです。

そして、ちゃんとルールを守っているとお店からの信頼もアップ!
「この子には安心して任せられるな」って思ってもらえれば、自然といいお客さんを付けてもらえたり、指名が増えたりすることも。
無理して売ろうとするより、まずは基本ルールをしっかり覚えて、丁寧に接客するのが、安定して長く働く近道ですよ。

 

第一印象は5秒で決まる!挨拶を制して良いスタートを切ろう

第一印象は5秒で決まる!挨拶を制して良いスタートを切ろう

接客する上で第一印象はとっても大事。
席についたら、まずは立ち止まってお客さんに挨拶しましょう。

歩きながら、座りながら、などの「ながら挨拶」は印象ダウンにつながるのでNG!
ちゃんと動きをストップして、お客さんの目を見ながら挨拶してくださいね。
ここで「しっかり挨拶できる素敵な子だな」って思わせられれば、その後の接客も期待してもらえること間違いなし!

こうした小さいマナーの積み重ねで、周りと差を付けられますよ♪
名前を名乗ったら「お隣座ってもいいですか?」と笑顔で聞いて自然に距離を縮めていきましょう。

 

着席時のポイント!座る位置・姿勢・距離感のルール

着席時のポイント!座る位置・姿勢・距離感のルール

キャバクラの接客では、「どこに座るか」「どう座るか」「どれくらい距離を取るか」といった着席時の細かい部分もとても大切。
お客さんにとっては、キャバ嬢との距離や空間の使い方に「親しみやすさ」や「心地よさ」を感じるもの。
逆に、座り方や距離感を間違えると、「圧が強い」「距離を感じる」など、無意識にマイナス印象を与えてしまうこともあります。

ここでは、指名やリピートにつながる“座り方・姿勢・距離感”の基本とコツを分かりやすく解説します!

 

座る位置で印象が変わる!ベストポジションとは?

挨拶を済ませてからまず意識したいのが、“どこに座るか”ということ。
キャバクラでは、お客さんの隣に座るのが基本ですが、状況や相手によって座る位置は調整しましょう。

基本はお客さんの隣

正面に座ると距離が遠く、真正面で睨み合う形になるので、あまりおすすめできません。
キャバ嬢が座る席の基本はお客さんの隣!
しかし、真横にぴったりしすぎると、顔を見て話しづらくなります。

そのため、座る場所は、キャストがお客さんの方に体を向けたときに、お客さんの膝とキャストの膝が当たるくらいの距離感がベスト!
当たるか当たらないかの適度なドキドキ感が完璧で、自然と顔を向けられる距離なので会話もしやすいんです。

 

ソファのどこに座るかも意識

お客さんがど真ん中に座っている場合は、片側に寄って座る(スペースを空ける)ようにするのが◎
「広く使ってくださいね」と言ってスペースを確保する気遣いも、印象アップにつながります。
「もう少し近くに座っていいよ」などと言われたらぐぐっと距離を詰めましょう

 

姿勢が与える印象は想像以上に大きい

姿勢はプロっぽさや清潔感、上品さを伝える最も大切なポイントの一つです。

背筋は伸ばして、胸を開く

ソファにもたれかかってダラ~ンと座ると、それだけで「やる気ない?」「だらしない」と思われる原因に。
基本は背筋を伸ばして座り、胸を少し張ること。
自信があるように見えますし、表情も明るくなります。
姿勢をよくすることでボディーラインも綺麗に見えるので、魅力もアップしますよ♪

また、目線は下を向かず、相手の目を見る(または口元あたりを見る)ように意識するのがおすすめ!
目が合わせて会話することで、お客さんをドキッとさせられます。

 

足を揃えて、膝を閉じる

足を投げ出したり、膝を開いたりすると、だらしなく見えてしまうだけでなく、下品さが出てしまいます。
足はきちんと揃えて、膝を閉じた状態をキープするよう心がけましょう。
足はお客さんと反対側の方向へ斜めに流すと長く綺麗に見えますよ。

足を組む場合は、組んだ方の足が相手に向かないように意識するのがマナーです!

 

手の位置にも気を付けよう

接客中、手をテーブルの下に隠したりするのは控えましょう。
膝の上で軽く重ねるか、グラスやメニューを持つなど、自然な動きを意識しましょう。
手元が落ち着いていると、それだけで“安心感”を与えられます。

会話中に、笑いながらお客さんの肩や膝にそっと触れるのもおすすめ。
軽めのボディータッチがお客さんの心を掴むんです♪

 

心地よい“距離感”の取り方

キャバクラはお酒を飲む場とはいえ、いきなり距離が近すぎると逆に引かれてしまうこともあります。
だからこそ、「距離感」の取り方がとても大事なんです。

最初は“半歩引いた距離”から始めよう

最初から顔が近い、体が密着している状態で始めると、「慣れてる感が強い」「ガツガツしてるな」と思われる原因に。
まずはお互いのパーソナルスペースを意識した距離(30~40cm程度)から入り、相手の反応を見ながら徐々に縮めていきましょう。

 

相手が話しやすくなる距離”を見極める

お客さんが身を乗り出していたら、こちらも少し前に出る。
逆に、背中をソファに預けてリラックスしているようなら、キャストも少し深め&寄り添うように座ると◎。

お客さんの会話のテンポや行動、雰囲気に応じた”合わせる接客”が自然な距離感につながります。

 

ボディータッチは慎重に

キャバクラでは軽いボディータッチがOKな場面もありますが、距離を縮める前提ができていない状態でのタッチはNG。
まずは会話や雰囲気で信頼関係を作ってからにしましょう。

「乾杯♪」のときにグラスを合わせながら軽く手が触れるなど、自然な流れでのタッチは好印象です。

 

お酒の作り方・注ぎ方の基本

お酒の作り方・注ぎ方の基本

お酒の作り方や注ぎ方は“キャバ嬢ならできて当たり前”と思われるポイント。
特にお酒を提供するシーンでは、その所作ひとつひとつにお客さんの視線が集まります。

ここでは、未経験の女の子でもすぐに実践できる「基本の流れ」から、ちょっとしたコツまで丁寧に解説します!

 

お酒を作るときの基本的な順番とコツ

キャバクラでよく出るお酒といえば、焼酎・ウイスキー・ブランデーといったボトルのお酒が中心。
それを水やお湯、ソーダなどで割って提供します。
いわゆる「水割り」「お湯割り」「ソーダ割り」ですね。

基本の順番はこれ!

1.グラスに氷を入れる
氷はグラスの7~8分目くらいが目安。
氷が少ないとぬるくなりやすく、多すぎるとお酒が入らないので注意。

2.お酒を注ぐ(ボトルから)
お客さんにどれくらいの濃さが好きか事前に聞ければベスト。
「濃いめがいい?普通くらい?」などと聞けばそこから会話もつながりやすいです。

3.割りもの(水・ソーダなど)を入れる
グラスの7~8割くらいまで注ぐのが目安。
こぼれないようにゆっくり注ぎましょう。

4.マドラーで軽く混ぜる
ぐるぐるかき回すのではなく、“くるっ”と1~2回でOK。
氷の音を立てすぎるのはNGです。
混ぜるときは反時計回りに混ぜるのが業界ならではのルール!
時計周りに回すと「時間の進みを表現=早く帰ってほしい」という意味になってしまうんです。

5.グラスの水滴を拭いてから提供
結露や水滴がついてたら、キャストのハンカチでサッとひと拭きしてから渡しましょう。
このとき、おしぼりではなく、必ずハンカチで拭いてくださいね!
さりげない気遣いができる子は好印象です。

 

注ぎ方のマナーも超重要!

グラスにお酒を注ぐとき、ただ流し込めばいいってものではありません。
所作や見た目の美しさも、お客さんにとっては“楽しみの一部”なんです。

両手で注ぐのが基本

お酒を注ぐときは、ラベルがお客さんに見えるように両手で丁寧に注ぐのが基本中の基本!
特に初回のボトルサービスや、役職が高そうなお客さんの前では、礼儀を意識すると好印象です。

 

注ぐ量に気を付けよう

少なすぎると「ケチってる?」と思われ、多すぎると「適当だな」と思われてしまいます。

ちょうど良い量はグラスの1/3~半分くらい
さらに、飲むペースを見ながら「そろそろおかわりどうですか?」と声をかけられると完璧です!

 

おかわりのタイミングも大事

お客さんのグラスが空っぽになる前に「注ぎましょうか?」と声をかけるのがスマート。
ただし、あまりに早すぎると「せかされてる?」と感じる人もいるので注意。
グラスが空になる直前がベストタイミングです。

 

よく出る割り方の種類とポイント

キャバクラでは、お客さんによって好みの飲み方が違います。
特によく使う割り方と、その作り方の注意点は以下のとおりです。

割り方の種類

水割り
氷→お酒→水の順。
水の割合は、お酒と水が1:1~1:2が基本です。
ポイント:水を入れすぎないよう、基本の割合を守りましょう。

お湯割り
お湯→お酒の順に入れる(※逆にするとアルコールが飛んでしまいます)
ポイント:火傷に注意!
お湯は注ぎすぎず、7割くらいがちょうど良いです。

ソーダ割り
氷→お酒→ソーダの順。
ポイント:ソーダは炭酸が抜けないように“そっと注ぐ”のがコツ。
勢いよく注ぐと泡が溢れちゃいます。

 

覚えておくと差がつくコツ

ただ作るだけじゃなく、ちょっとした+αを意識するだけで「この子、できるな」と思ってもらえる場面が増えます。

おかわりの声かけは“自然に”

「飲み干すの待ってから」「さりげなくグラスを見る」など、空気を読みながら声をかけると◎。
「もう1杯どうですか?」「ちょっと濃いめにしましょうか?」といった気遣いの言葉も喜ばれますよ。

 

使った道具はその都度さりげなく整える

マドラーをそのまま放置しない、おしぼりを整えるなど、小さな気配りが好印象。
特にお酒を何杯も作る場面では、机の上がごちゃつかないように整理整頓を意識しましょう。

 

タバコの火付け&灰皿交換のスマートなやり方

タバコの火付け&灰皿交換のタイミングとスマートなやり方

キャバクラは喫煙OKのお店が多く、喫煙者のお客さんもかなりの割合を占めます。
そんなときに大事なのが、「タイミングよく」「さりげなく」火を付け、灰皿を交換すること。
ここでは、喫煙者のお客さんに対して気を付けたいポイントを分かりやすく解説します!

 

タバコの火を付ける際のポイント

キャバクラでは、お客さんがタバコを吸うときは、キャストが火を付けてあげるのが基本です。
お客さんがタバコを取り出したら、すぐに火を付ける準備をしましょう。

ライターで火を付ける手順とマナー

1.お客さんがタバコを手にした瞬間を見逃さない
タバコに手を伸ばしたら、それは「火を着けてほしい」のサイン。
すぐにライターを手に取りましょう。

2.ライターの持ち方に気を付けて
ライターは片手ではなく、丁寧に両手で包み込むように持つと、女性らしく上品な印象を与えます。

3.相手の顔に火が近づきすぎないよう注意
火をお客さんの顔の前で着けるのはやめましょう。
キャストの手元で着火させ、火が安定したら「どうぞ」と軽く目を合わせて、炎をタバコの先に向けて差し出しましょう。

4.無理に会話を止めない
お客さんが話しながらタバコを吸おうとしているときは、会話を続けながら自然に火を着けましょう。

5.火がついたらすぐにライターを引く
長く火を出し続けるのはNG。
火がついたのを確認したら、サッと手を引きます。

 

マッチで火を付ける手順とマナー

1.スマートな動作を意識
マッチを使う場合は、動作に無駄がないように。
マッチ好きのお客さんがいつ来てもいいように、普段から練習しておくのがおすすめです。

2.マッチを擦る所作は静かに丁寧に
火を着けるときは、落ち着いた手つきで行いましょう。
必ず自分の方に向けてマッチを擦るように注意してください。

3.炎が安定してから火を渡す
火が安定するまで1~2秒待ってからお客様のタバコに近づけてください。
不安定な炎のまま差し出すのは失礼に当たります。

4.火が付いた後のマッチは素早く処理
火が完全に消えたのを確認してから、灰皿に置くか店内ルールに従って処理します。
臭いが残らないよう配慮するのもマナーの一環です。

近年、アイコスなどの加熱式電子タバコを愛用するお客さんも増えています。
火を使わないので、ライターやマッチを差し出す必要はありませんが、その分「気配りの質」が問われる場面でもあります。
電子タバコは充電が切れると使えないので、充電が切れたときに備えて、モバイルバッテリーを用意しておくと良いですね。

 

灰皿交換のベストタイミング

吸い殻が2~3本溜まった頃が灰皿交換の目安タイミング
1本だけだと「まだ使えるよ」と思われますし、5本以上だと「放置されてるな」と感じさせてしまいます。

また、タバコを吸い終わって消した直後は大チャンス。
火が完全に消えてから、サッと交換するのがスマートです。

 

灰皿交換の手順(基本)

灰皿交換の手順とポイントをまとめました。

灰皿交換の手順

1.新しい灰皿を用意する
手元に予備がなければ、スタッフに頼んで用意してもらいましょう。

2.空いてる手で古い灰皿をそっと持ち上げる
灰が舞わないようにゆっくり動かすのがコツ。

3.もう片方の手で新しい灰皿を同じ位置に置く
動線を邪魔せず、スムーズに交換できると好印象。

4.「失礼します」と軽く声をかける
無言で交換すると不自然なので、ワンクッション入れるのが◎。

 

お店でのチームワークとルール

お店でのチームワークとルール

キャバ嬢はお客さんとのマンツーマンの接客が基本なので、個人プレイ要素が強い職種ですよね。
しかし、それと同時に、“チームプレイ”もとても大切な職業なんです。

自分が主役になることもあれば、誰かをサポートする立場になることも。
その場に応じて自分の役割をしっかりこなすことが、他キャストや黒服からの信頼を勝ち取るために重要なことです。

例えば、指名嬢が席を外している間に「ヘルプ」として席に入る場合は、あくまで“盛り上げ役”に徹するのがルール!
名刺を渡して指名を取ろうとしたり、お客さんの連絡先を聞いたりするのは絶対にNGです。

また、お店のスタッフとの連携が取れていると、働きやすくなるだけでなく、接客中のフォローも受けやすくなります。
困ったときにすぐ相談できる環境を作っておくのがポイントです。

 

まとめ|キャバ嬢に求められるのは「総合的な接客力」

キャバ嬢に求められるのは「総合的な接客力」

キャバクラで働く際は、接客スキルだけでなく、ルールやテーブルマナーといった「総合的な接客力」がとても重要です。
これらをきちんと身に付けておけば、指名や売上にもつながりやすく、トラブルも防げます。

最初は不安でも、しっかり準備すれば大丈夫。
ルールを守って働くことで、キャバ嬢としてのキャリアはきっとスムーズに進んでいきますよ。
自信を持ってキャバ嬢としての1歩を踏み出してくださいね。