日本の女の子達が危ない?性教育はいつから?

8月28日(日)は埼玉県の武蔵嵐山で開催された、公益財団法人ジョイセフ主催のワークショップ「I LADYに生きること ~恋愛、セックス、避妊、妊娠、産む、産まない~」に参加して参りました。

この記事をご覧になっているあなたは、学校で性教育を受けたことはありますか?その時期はいつで、内容は役に立つものでしたか?この機会に、ご自身の経験を思い出してみてください。

ジョイセフとは

ジョイセフは1968年に設立された日本生まれの公益社団法人です。日本の戦後の母子保健による妊娠による女性の死亡率の改善ノウハウを活かし、途上国の女性達の命と健康を守ることを主なミッションとしています。活動の範囲は多岐に渡り、ランドセル寄付プロジェクトや、世界の女性の健康を願うマラソン大会ホワイトリボンラン等、ジョイセフの名前を耳にしたことのある方も多いのでは?

I LADYとは

I LADYはジョイセフと電通ギャルラボがコラボレーションして生まれた、日本の女の子達(主に10代~20代)への性に関する教育の啓発キャンペーンです。冒頭ではI LADYプロジェクトが生まれるきっかけとこれまでのプロセスについて、トークショーが行われました。I LADYのLADYにはそれぞれの文字に意味があります。

L…LOVE
A…ACT
D…DECIDE
Y…YOURSELF

Love Yourself(自分を大切にすること)、 Act Yourself(自分から行動すること)、 Decide Yourself(自分で決めること)という3つの指標で女の子達へ知識を提供し、メッセージを送っています。日本の女の子達に、自分の人生を積極的に選択して、幸せになって欲しいという願いが込められています。

可愛く、おしゃれに、恐怖を煽る形ではなく対等な目線でメッセージを届けようとしています。I Ladyより以前からあるプロジェクト、Girl meets Girlのピンキーリングはその代表的な例。小指から世界とつながろうというコンセプトでカラフルなピンキーリングが展開されています。500円のリング一つにつき200円が、途上国や被災地の女の子を支援するために使われます。

SRHRとは

I LADYのセミナーが始まりました。まずはSRHRと世界の女の子達の性事情について。「SRHR」とは、Sexual Reproductive Health Right (セクシャルリプロダクティブヘルス/ライツ)の略語です。つまり、「性と生殖に関する健康と権利」のことです。

世界の妊娠・出産事情、ご存知でしょうか?世界では1日に830人の女性が妊娠や出産で命を落としています。また、10代での望まない妊娠や出産、安全でない中絶が途上国の女性の最大の死因のひとつにもなっています。

日本は妊娠・出産により命を落とす女性は少ないですが、性に関してオープンに話す文化ではありません。女の子達が恋愛をした時に、自分で自分を守るための知識が不十分な状況です。また、婦人科に対する知識が偏っているために、生理痛や不定期な生理があっても、人目を気にして婦人科へ行けないという実態も…。今回のワークショップでは、まず自分の人生について考えるワークがありました。

I LADYのサイトでは日本のリプロダクティブヘルス/ライツについてのデータもご覧になれます。

包括的性教育とは

あなたは、学校で性教育を受けたことがありますか?ヨーロッパでは小学校低学年から性教育が学校教育に組み込まれている国が多くあります。しかし、日本では性教育に関する規定はなく、各学校に任せられています。私は小学校6年生の時に女の子だけ別教室で男女の体と月経の仕組みについての授業が1時間だけありました。当時、「なんで女の子だけがこの授業をうけるんだろう?」と不思議に感じたことを覚えています。

「包括的性教育」とは、カンボジアやネパール等で取り入れられている性教育の方式です。性を人権の視点で捉えて、若者が性行動の選択場面に有効な自己決定力・自己肯定感を含めたライフスキルを身に付けることを目指しています。性を人権の視点で捉えるという点はしっくりときて、「包括的性教育」は私にとって今回のワークショップの中で最も印象に残った言葉でした。

その他、産まない選択についてや、LGBT、SOGIについても様々なデータが紹介されました。

発信に年齢は関係ない

この日のプレゼンテーションやワークショップを進行していたI LADYのアクティビストの方々の多くが大学生でした。大学生の時の自分を振り返ると、自分の身体についても社会についても、こんなに高い意識を持っていなかったな~と感心しきり。ますます年代も職業も壁がなくなっていく時代。若いうちから自分の興味のある分野を掘り下げて、人前で発表する場数を踏んでいくことが、キャリア形成にとっても役立つだろうなと感じました。

私のACT

私も「護身」という言葉のイメージを、「護身=防犯&防災を日常生活に取り入れること」に変えたい。そして、そこに「おしゃれ」で「可愛い」エッセンスを加えた、ワクワクするような活動をしたいと改めて思いました。今週は新製品の打ち合わせと、念願のワークショップのサンプル作り。ワークショップは日時が決まりましたらブログでも告知させて頂きます。

#平成29年度男女共同参画推進フォーラム