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婦人科検診、受けるのを躊躇っていませんか?
私は20代の頃から乳がん検診、出産後は、婦人科検診を受けています。
年に1度の健康診断のオプションとして付帯させているのですが、毎年特に引っかかることはなく。
マンモグラフィーは痛いし、下腹部の検査も不快だし、時間もかかるし、2年に1回にしてもいいかなぁなんて思っていました。
けれど、今年2月の検診で、下腹部の超音波検査中に先生の手が止まりました。
「卵巣が腫れているね。通常2㎝位なんだけど、5㎝位になっているよ。」
健康診断用のクリニックでは詳しいことは分からないからと、紹介状を頂いて大きな病院で精密検査を受けることに。卵巣の腫れには色々と種類があり、排卵やストレスで腫れることもあるので、次の生理が終わった後に病院へ行く様に指示を受けました。5㎝は通常の腫れにしてはちょっと大きいので必ず行くようにとのこと。
初めて引っかかってしまった…。
それから、色々と調べると、卵巣は子宮との空間に浮かんだ形になっていて自覚症状の出にくい臓器であること。嚢腫が6㎝を超えると手術が必要なこと、卵巣がんの可能性もあること等が分かり、不安な日々を過ごしました。
ストレス性で縮んでいるんじゃないかという希望的観測を持って、5月に大きな病院へ行きました。
まずは超音波。すぐに、
「卵巣、4~5cmあるね。今日は血液検査で腫瘍マーカー、来月のMRIの予約を取ってね。」
と言われました。
希望的観測、打ち砕かれた…。
そして、血液検査をして、人生初のMRIを受けました。
MRIは30分程かけて対象臓器の映像を録る検査です。台の上に寝ているだけですが、ベルトで固定されていることと、継続的に大きな音が続くので、とても疲れました。
そして、昨日が検査結果を聞きにいく日でした。
「MRIの時には卵巣、3㎝まで縮んでいました。だから、すぐに手術の必要はありません。MRIで左尿管の一部が膨らんでいる事が分かりました。体の不調が婦人科系に出ているのかもしれないね。3ヶ月後にまた確認しましょう。深刻に心配する必要はないよ。」とのこと。図を描いて、丁寧に説明して下さりました。
良かった、ほっとした…。
今回の精密検査は本当に気が重く、父が30代ですい臓がんになった小学生の頃を思い返したりしました。
「悪い病気だったらどうしよう、行きたくないなぁ。」と不安を口にした時に、夫に言われた一言。
「早期発見が何より大事。事実は変わらないから、悩む必要ない。」
確かにその通り!
忙しい毎日の中で、検診の時間を作るのは面倒なもの。
特に子供のいるお母さんは自分のことはつい後回しになってしまいますよね。
けれど、自分の体の状態を知っておくことはとても大切なことです。
婦人科検診は費用がかかりますが、また最近は自治体から補助が出ることもあります。
このブログを読んで「自分は大丈夫かな?」と思った方、まずは自分の利用できる制度から調べてみてくださいね。