与えられた仕事だけに一生懸命に取り組んでいませんか?

トップコンサルタントが教える 人の10倍の「仕事量」をこなす技術

著者はビジネスプロデューサーの五十棲剛史さん

2010年に出版されたこの本を始めて読んだのは3年程前。新しい部署の中で毎日がとにかく忙しく、疲れていました。なんとか効率化しなくちゃ…と手に取り、タイトルから想像した以上の衝撃を受けました。以来、何度も読み返しては線を引いています。

平凡な会社員にとってはグサッと刺さる内容。

例えば、「受け身に仕事をしている限りは、どんなに効率を上げても「便利な人」になるだけ。」だったり、「自分で仕事を作り、実績を上げることがどの仕事にも求められるようになる。」だったり、「多くのビジネスパーソンがメールを沢山しただけで仕事をした気分になっている。」だったり。グサグサグサッ…。

うーん、何度も読んでいるのにまた突き刺さる。我が身を振り返る。

この本では目先の仕事を迅速に処理する実践的な技も沢山紹介されています。どれも具体的で分かりやすい!それらの技や仕組みを駆使して効率化した時間は「考える時間」や「新たなものを生み出す時間」に充てます。「ムダな忙しさ」をできる限り圧縮して、「自分の価値」を高め「顧客の期待に応える」仕事にエネルギーを注ぐべし。では「自分の価値」とは?個人の価値となる「核」の作り方についても記述があります。

私がこの本を好きな理由は、中身にとても暖かさがあること。合理的なようでそうでない不思議な本なんです。最後の方には、「自分の人生までも、効率的に生きようとしてはいけないと思う」という記述がある所に妙に納得。著者の時代への察知力、尽きない向学心と人への好奇心が伝わってくる本です。

私の仕事への意識を変えて、「私の叶えたい「社会の夢」って何だろう?」と考えるきっかけをくれた本。迷ったり疲れた時に読むと元気が出る、大事なお守りのような本。

キャリアに悩んでいる方におすすめです。