2年程前からパン教室に通っています。

先生は御年77歳。パン教室をもう30年以上続けている、人生の大先輩です。
本業は翻訳家なので、様々な国のレシピを探して、今まで一度も同じレシピを出していないそう。
毎回伺うと、見本の試作が並べられていて、その研究心に頭が下がります。

そんな先生と話していて、目から鱗が落ちた話をご紹介します。

 

私「先生はいつからパンを作っているんですか?」

先生「もう40年以上前だわね。若い頃は陶芸が趣味だったの。だけど、子供が生まれたら忙しくて教室に行けなくなって…。それで何かこねるものないかなと思ってパンを始めたのよ。」

私「なんと!育児がきっかけだったんですね!」

先生「パンを作れば家族も食べるし、色々な国のレシピを訳すのも楽しくて。そのうちに、教えて欲しいという人が出てきたから、教室を開いたのよ。まさかこんなに長く続くことになるとは思わなかったけれど(笑)」

私「勉強になります!」

同じクラスには80歳を超えて現役のデザイナーの方もいて、好きを仕事にしている大先輩達の話にいつも刺激を受けています。
感じることは、それぞれの人生にストーリーがあり、キャリアは1本道でなくていいんだという事。

挫折したり、生活の変化で時間が限られたりした時にこそ、転機があるという事。

今、好きな事が上手くいかなくても、大丈夫。
陶芸を趣味としていた所からパンの専門家になったように、少し視点を変えてみるとまた新しい好きが見つかるかもしれません。

余談ですが、一般募集していない教室に私が入れたきっかけも思いがけない寄り道でした。
偶然に先生に出会い、その場で教えて下さいとお願いしたから。

人生は見方を変えたり、寄り道したりする所から面白くなっていくのかもしれませんね。

☆先日はかぼちゃのブリオッシュを作りました。