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「ロールモデルがいない!」と悩んでいませんか?
ロールモデルとは、「お手本となる人物」
社会人になると、会社の研修やメディアで「ロールモデルを持ちましょう。」と言われることがありますよね。
けれど、自分の周りを見回して、「すごい!」という人がいても、その人と自分はこれまでの人生も環境も違うもの。
自分が目指せるちょうど良いロールモデルを見つけるってとても難しいですよね。
なぜなら、今の20代30代にとって、会社で活躍している女性の先輩は男性社会を生き抜いてきた超優秀なスーパーウーマンだったりします。そして自分の母親が専業主婦だったりすると、家事育児の優等生だったりします。
働き始めたものの、これから結婚も出産もしたい。けれども、両極端の優秀さが目に入り、窮屈な気持ちになってしまう事、ありませんか?そして、一つ上の世代の女性達は仕事と家事育児の両立に大変そう…。自分はどうしたらいいんだろう?
ロールモデルは必要?
けれど、「職業」も「役職」も10年後にあるか分からない時代。
企業の合併や吸収の相次ぐ中、3年後さえも、誰にも分かりません。
また副業解禁や社内起業制度等、10年前にはなかった新しい風も吹いています。
「ロールモデル」の発送に縛られてしまうと、変化に対して柔軟になれません。
実は、「ロールモデル」とは必ずしも役割をなぞるだけでなく、考え方や振る舞いの規範という意味もあります。
けれど、「ロール=役割」という印象になり、自分の延長線上にモデルを見つけようという流れに違和感がありました。
そこで私が実践しているのが、マインドモデルという考え方。
マインドモデルとは、「ヒントをくれる人」
尊敬できる人がいた時、その人のロール=役割を尊敬していますか?大事なのはその人の価値観や考え方ですよね。
そして、マインドモデルなら、職業や年齢にとらわれずに自分の目の前にいる人、そのままを見て、良い所を取り入れていけます。行き詰った時に、「あの人ならどうするかな?」「〇〇さんならこう考えるかな?」という視点を持つことで、自分の思考の枠を広げられます。
マインドモデルなら、自分のキャリアの延長線上にこだわる必要はありません。
むしろ、幅広い年代の中から、複数の人を見つけた方が面白くなります。マインドモデルには性別も国籍も関係なし。
例えば同性の先輩からは、仕事に対する姿勢や後輩に対する接し方。
自分が会社員だったら、自営業の友人からは、行動力やスピード感。
外国人の友人からは、日本で常識と思っていた事が、常識でなかったという視野の広がり。
ここまで読んで、マインドモデルってどうやって見つけるの?と感じているかもしれません。
マインドモデルと出会うには?
「行動」あるのみ。人との出会いが、自分を変えてくれます。
今の自分を成長させたいなら、
他部署の人をランチに誘ってみたり
気になる講座へ申し込んでみたり
好きな事を発信してみたり…そんな「行動」を積み重ねてみてください。
気付いたら「マインドモデル」が何人もできているはず。
あなたも誰かのマインドモデル
そして、忘れてはいけないのが、自分も誰かの「マインドモデル」になっているかもしれないということ。
あなたが高校生であれば、これから学生生活を過ごす後輩にとって。
あなたが新入社員であれば、これから就活を始める学生にとって。
あなたが育児中であれば、これから子供を持ちたい人にとって。
例えば今の環境の中で新人だったとしても、経験や慣習にとらわれないフレッシュな視点は、とても貴重なもの。
誰からも学べるんだと思うと、皆が一緒ではつまらないですよね。
これからの時代は、自分の個性を活かすことが一番重要なことなのかもしれません。