ダイバーシティ=多様性はなぜ必要?

ダイバーシティ推進!最近多くの企業でホットなトピックです。
日本人にとって親近感のない言葉だけれど、腑に落ちると一気にワクワクします。

私はここ数年、何だか夢中でトライ&エラーを繰り返している。
会社員をしながら起業する=パラレルプレナーになって、「ダイバーシティ超重要!!!」と感じる、今の思考を記録しておきたい。

ダイバーシティは居心地悪い

私は会社員として足掛け10年、女性活用やダイバーシティ促進に関わってきました。
ダイバーシティに関する本や記事もたくさん読んだし、フォーラムやシンポジウムにも積極的に参加してきた。

けれども、長い間モヤモヤとしているものがあった。

その理由は、ダイバーシティ推進が女性優遇策に偏ってしまったり、皆が違っていい=努力しなくていいようなメッセージになってしまったりするような懸念があったし、摩擦が生まれる。正直、何もしない方が居心地はいいというもどかしさがあった。

日本をとりまく時代背景

もちろん、時代的背景の知識はある。日本は少子高齢化。これから労働人口が減っていく人口オーナス期に入り、労働人口が不足する。グローバル化がますます進み、多様な背景の労働力の中から優秀な人材を確保するには柔軟な企業風土が必要である。

それらに対して、日本の企業体は、戦後の「男性正社員×専業主婦」の組み合わせに最適化されたもの。
女性や共働き家庭にとっては不自由がある。また、近い未来に介護の問題も顕在化してくる。

その時、高度経済成長期のスタイルを「正しいもの」としたままの企業体では、そこに当てはまらない優秀な人材は外へ流れてしまう。これらは、既に多くのメディアでも報じられている事実。

パラレルプレナーになって腑に落ちた

けれども、実際に会社の中にいると、変化はとてもゆるやかで、分かりにくい。

将来的に必要だろうという事は理解しているし、制度は時代の流れに乗って整っていく。それでも、「ダイバーシティが自分やビジネスにとって本当に必要でメリットがある。」と実感している人は少ないように感じるし、私自身もそうだった。

それが、起業をきっかけに一気に腑に落ちることになった。

プロテクトチャームというたった一つの商品を発売するだけでも、やることは大量にあった。
それぞれのパーツの製作、パッケージのデザイン、ネットショップの立ち上げ、メディアへの売り込み…。

多くの人を巻き込み、それぞれの得意をいかに引き出せるかが鍵になる。

また、目から鱗のアイデアはいつも思わぬ所から出てくる。それを受け止めるには、アンコンシャス・バイアスと呼ばれる無意識の偏見を外さなくてはならない。自分がサングラスをかけていないか、いつも気にかけておく必要がある。そして、一人一人違うからこそ、自分の視点が強みにもなる。

フリーランスの友人が増えていくと、自分と全く違う視点に気付くようになり、思考の枠が広がった。時には耳が痛かったり、居心地悪く感じたりする意見も受け入れてみると、柔軟性と創造力が高まる。今までにないシチュエーションで倒れそうな緊張をしながらも、それぞれ学びがあり、成長を感じる。

やっと、腑に落ちた。持続的成長と競争力を高めるためにダイバーシティが必要とはこういうことかと。

ダイバーシティ推進の5ステップ

1.無意識の偏見に気付く

2.多様性を受け入れる

3.思考の枠が広がる

4.柔軟性と創造力が高まる

5.持続的成長により競争力が高まる

ダイバーシティの種まきと果実

企業でダイバーシティを促進する場合、まずは1.無意識の偏見に気付くことと、2.多様性を受け入れることをしっかりやらなければ、3以降のステップにたどり着けない。けれど、時代の雰囲気に合わせて1を始め、2がゴールになっている企業が多いのではないだろうか。

けれど実は、1.無意識の偏見に気付くことと2.多様性を受け入れることは、種まきに過ぎない。ダイバーシティの果実は3.思考の枠が広がることと、4.柔軟性と創造力が高まることである。そして、長期的なゴールは5.持続的成長により競争力が高まることなのだ。

ダイバーシティは人生を豊かにする

無意識の偏見を外して、素直な気持ちで人と向き合うと、誰からも学ぶことがある。
これまでの人生で、自分の中では常識だった事が、いつの間にか自分を縛っていた事に気付いたりもする。

一度きりの人生、カラフルに、自由に生きたい。
これからも、自分に対してダイバーシティを推進していきたい。