3月10日は7年前に他界した祖母の誕生日でした。祖母は私が生まれた時には既に聴力がなく、いつも筆談をしていました。手紙も沢山。お陰で私は文字を書くことが好きになりました。
ある時、祖母の家へ遊びに行くと机の上にメモがぱらぱらと。
「今日は〇〇さんが立ち寄ってくれた。感謝。」
「道に花が咲いていてきれいだった。散歩ができて幸せ。」
周りへの感謝や日常の中のさりげない幸せが記されていました。
8人兄弟の長女。青春時代は第二次世界大戦真っ只中。やっと生活ができるようになったら、耳が不自由に。障害者として差別されることもあり、理不尽な思いを沢山していました。
それなのに、いつも何かに感謝していました。
祖父が亡くなった後、祖母を母が引き取り、一時期一緒に暮らしていました。ある日、一緒にこたつに入っていると、祖母がしみじみと言った言葉が今も時々よみがえります。
「屋根があってありがたいなぁ。」

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6年前の3月10日は、祖母が亡くなった後の最初の祖母の誕生日で「おばあちゃんはもういないんだな。」と寂しく思っていました。
翌日の3月11日に発生した東日本大震災。オフィスビルの17階の窓際にいた時に大きな揺れが。机の下に隠れても、机が動いていく。このままビルが倒れるのではと、恐怖でした。少し収まって、窓の外を見るとお台場方面から炎が。細い非常階段を目が回りながらやっとの思いで降りたと思ったら、更に大きな揺れ。目の前の建設中のビルの重機が今にも落ちてきそうでした。
その後、続く余震に明らかになる被害。原発の事故。長野県栄村でも震度6強の地震。屋根のあるありがたさ、平穏な日常のありがたさを痛感しました。6年が経った今も12万人の方が避難生活を続けています。
それなのに、私は時々忘れてしまう。小さなことを不満に思ったり、疲れてイライラしたり。
自分で選べる。好きな所へ行ける。
家族がいて、友人がいて、屋根がある。
ありがたいなぁ。
明日があるのか、ないのか分からない。
分からないからこそ、毎日を大切に生きて、社会の役に立ちたい。
この1年だけでも、毎週のように女性が被害に遭う事件があります。女性の活動範囲が広がり、一人暮らしの女性も年々増えています。けれども、実際に何をどう気を付けたら良いのか分からないという人も多いのではないでしょうか。
護身マナーを広めて痴漢や盗撮の被害に悩む女の子を一人でも減らしたい。「護身マナー」と名付けたのは、護身術や武術よりも易しく、すぐに生活に取り入れられる内容だからです。知っておくと安心という知識です。全ての危険を遠ざけることはできないけれど、シチュエーション別に覚えておきたい対策をまとめています。
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